日本語を大切にしましょう。

政治関連記事, 旧サイト記事

旧ブログ記事を更新(初出2017年9月12日)
Let’s cherish Japanese language.

日本語は本来表現力のある言語ですが、先人たちのたゆまぬ努力によって、新しい語彙の拡充が行われてきたからこそ、理解しやすい分かり易(やす)い言語として存在し続ける事ができたのだと思います。

しかし、このごろ、日本では安易に外来語を片仮名で表記して、そのまま使ってしまう傾向があるように思われます。日本語で使われている読んだだけでは意味のわからない外来語を、漢字の造語力を利用したり、外来語の意味を正しく言い表した言葉の組合せに、置き換えたりするような努力が必要ではないかと思われます。

明治の初期には欧米の文化や科学技術を吸収するために外国語の文献を日本語に翻訳するという努力が行われ、元々の日本語になかった語彙がこの時代に大量に作られました。日本語を母国語としている人が日本語で高度な概念を思考することができることがとても大切なことです。そのためには現代においても明治の頃のような外国の文献を整理して翻訳し、出版する事が必要です。

また、日本語を学習したいと考える非日本語国の人に効率的に日本語を学べる手法を考案し、普及をはかるような事も重要です。英語の学習において必要最小限の単語を単語帳のかたちにまとめている単語帳が発売されているように、『基礎日本語単語』、『実用日本語単語』のような単語帳を非日本語国の母国語毎(ごと)に用意したり、敬語の使い方などを簡易化した『基礎日本語文法』のような教科書を非日本語国の母国語毎(ごと)に用意したりする事も必要です。

日本語が地球上の多くの地域で言語として使われるようになれば、日本人が日本人のために蓄積してきた多くの知識が日本語を通じて地球各地に広まり、それぞれの地域の科学技術の普及に貢献することができるでしょう。日本の文化がそれぞれの地域に平和裏に受容され、それぞれの地域に元から存在していた文化を発展させることもあるでしょう。

日本語の映画や音楽なども世界に広めることができると理想的です。逆に生まれつき外国語が母国語の人向けの映画や音楽に日本語版をただの翻訳ではなく、オリジナルの作詞・作曲家、歌手などの関係者が新規に日本語で表現した日本語版を作成して貰(もら)えないかと働きかける努力をして、日本語で理解できる映画や音楽が増えると日本語がより発展するでしょう。

以上

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事一覧

関連記事はありません。